ランニングを日課として取り戻したかった話 2
ランニングは運動です。
言葉遊びではありませんが、健康のためにランニングをしようとすると、まずランニングができるくらい健康でなければならないのです。
しかし、私は過去に2度、体調不良により数ヶ月ランニングができなかった時期がありました。
そのうち1回目の話。
朝起きると顔の一部が痺れていた
2019年1月のある朝、唇が痺れて思うように動かせなくなりました。
当時は早起きをして税理士試験の勉強をしてから出勤という生活をしていたのですが、税法理論暗記のため音読をしていても唇が思い通りに動かない。
出勤前にひげを剃ろうとしても、口元が自由に動かせない。
その日の昼には舌にまで痺れが生じたため、仕事を終えると急ぎ神経外科へ直行しました(痺れは怖いですよね)。
診断結果は、顔面神経麻痺。
2〜3日後には、顔の左半分と唇、舌半分が麻痺した状態となってしまいました。
まぶたを閉じることもできず、表情も全く変わらず、シワが寄ることもなく、
唇が思い通りに動かせないので言葉を上手く発することも、飲み物を普通に飲むこともできない生活。
家族にはとても心配をかけてしまいましたね。
薬の副作用
麻痺の治療として、ステロイドと抗ウイルス薬を飲むこととなりましたが、このステロイドが厄介でした。
体の抵抗力(免疫力)を下げてしまう。
処方時に、「病気にとてもかかりやすくなっているので外出などにも気をつけるように」と説明がありました。
その通りに休みの日も全く外出せず、仕事か自宅か、という生活を送っていましたが、
時期は1月、世間は風邪やインフルエンザが流行し、税理士事務所では繁忙期突入の季節です。
それはもう見事に、毎週のように高熱を発する病気にかかってしまいました。
高熱+残業+休日出勤の中、チームの他のメンバーの支えがあって、無事に確定申告時期を乗り切ることができたことを今でも感謝していますね。
そんな薬の服用期間は2ヶ月も続き、麻痺はある程度回復したものの、身体の筋力は衰え、運動をするには程遠い状態となっていました。
走れなければ、歩くことから始めよう
そんな時に妻が誘ってくれたとあるイベント。
『観光ロゲイニング』
地図に書かれたチェックポイントを回り、チェックポイント地点にある対象物をスマホで撮影、得点を獲得。
制限時間内に集めた点数により順位が決まるスポーツです。
(制限時間内にゴール地点へ着かなければ、超過時間に応じて大量減点されてしまいます……)
広範囲に渡る全てのチェックポイントを回ることはほぼ不可能なので、
- スタート地点で受け取る地図を短時間で読み取り戦略を立てる。
- 経過時間に応じ、適宜戦略を立て直す。
- 公共交通機関の利用OKなイベントもあり。走るだけが最善ではない。
と、奥が深いスポーツでもあります。
そして、スポーツではありますが、観光地が開催地となっているので、
順位を気にせず観光をしながら参加されている方々もいて、緩く参加することができるのも魅力です。
ゴールまで走るのではなく、今の体力で制限時間内にできることをどれだけできるか、というスタイルがちょうど良い運動目標となりました。
大会当日に地図を見るまで、どこを歩くのか、どのくらいの距離を移動するのか、全くわかりません。
そのため、参加申込をしてからは、今できる運動として夫婦でウォーキングを続けました。
結果、次第に足の筋力が戻り、大会も楽しむことができ、徐々にランニングを再開できるようになりました。
まとめ
この期間は、健康でなければ運動ができない、そう強く感じさせられた時期でした。
運動に限らず、税理士試験という長期に及ぶ戦いも、シーズンを通して健康であるという土台が大切です。
そして、独立して仕事をしてゆくからには、健康であり続けることはいっそう大切です。
運動できる=健康、という考えを含めて、趣味のランニングを日課として行っています。
【明日に向けて】
登録者が官報に載るのはおよそ半月後……?
ハガキの到着を待って、作成予定のものを依頼してゆきます。