研修講師に挑戦。
大勢の人前で話すことに不慣れな自分。
自分がセミナー講師をする、ということについては思考の片隅にも持ち合わせておりませんでした。
これまでの経験といえば、勤務時代に所内研修の講師をやった程度。
それでも機会は訪れてしまうのです。
こちらの心持ちなどは関係ないとばかり、所属の税理士会支部から講師依頼がありました。
所属支部の職員研修
現在所属している税理士会支部では、税理士事務所職員向けの職員研修というものを毎年実施しています。
その講師を、支部所属の暦が浅かったり、支部内での年齢が下だったりの税理士が担当するとのこと。
(ということを今回の話を頂いた際に初めて知りました)
昨年、今年はテーマ別に全10回の実施。
ということは講師役も計10名です。
「(これ、支部の税理士登録者(しかも若年層)が増えない限り、いつまでも講師役から抜け出せないのでは?)」
と心の声にて呟いてしまった次第ですが、まあそういうことですよね。
もっと支部所属の税理士の方が増えるといいな!
そう願いながら、せっかくの機会ですので挑戦してみました。
緊張はするもの。開始後はそれどころではない。
会場は下関商工会館の研修室、60名定員の広さ。
参加者は20数名ということで、多すぎず少なすぎず人数面での緊張はありませんでした。
が、いざスタートすると、不慣れなことだけに緊張して足が軽く震え……。
場数を踏んでいないが故の緊張なので、そういうものだと気にしないようすぐに切り替えましたが。
むしろ終始気にしていたのは「時間」。
与えられた時間は休憩込みで2時間。
そして今回担当することになった研修テーマは、
- 交際費
- 寄附金
- 貸倒損失
- 貸倒引当金
でした。多い、多すぎる。
資格の学校ではこの4テーマで5コマほどは費やすのではなかろうか、それを2時間で終えなければいけません。
資料作りの頃からずっと考えていたのは、どうしたら時間内に終えることができるか。
研修がスタートしてからも、緊張どころか、時間の方が常に気になる、そんな展開でした。
研修内容に時間を調整できる部分を含ませておき、状況に応じてというのは考えていましたが、
最初から量が多すぎるという場合はどうにも時間調整枠は活きませんでした。
時間調整枠=扱わない(復習に使ってください)
という結果になり、もっと講習内容を精査して削れる部分を作った方が良かったかなと反省。
あれもこれもと欲張ってしまってはダメなのは、普段お客様と接する際の話し方とも共通しますね。
何事も経験、でした。
まとめ
研修講師に挑戦してみたところ、タイムマネジメントにかなりの意識をもっていかれてしまうことを経験できた話でした。
ただ、これはあくまで今時点で意識できたことであって、話し方や資料作成方法、内容の展開など回数をこなすことで幾つも課題が見えてくるのだろうな、と思います。
自身にとって経験0が1となったことが収穫、そして参加者の方々に少しでも研修内容が届いていれば幸いです。