e-taxの不調に過去を思い出す。
令和3年分確定申告の申告期限はいよいよ今日となりました。
この業界では各所でラストスパートといったところでしょうか。
そんな中、先日からe-taxが不調に陥っています。
e-taxがつながりづらい(公式発表)
国税庁が公式に発表している表現をそのままお借りしますと、
「断続的につながりづらい状態が発生」
しているとのこと。
何度か試してみたら接続しそうな書き方ですね。
……まぁ、ほぼつながらないです。
惜しいところまで進むものの、最後まで辿り着けない。
こういう時、「づらい」ではなく「ません」ではなかろうか? と思ってしまうのは、今回が初めてではないからなのかもしれません。
勤務時代にもよくありました
何も今回が初めてではありません。
私が税理士法人に勤務していた頃にも、3/14に電子申告を行おうとして送信できなかったことがありました。
貴重な申告期限前のこの時間を、接続できないe-taxと戦うこと数時間。
結局諦め翌日朝に先送りし、その日は帰宅したのでした。
その時は翌日に送信できたので事なきを得ましたが、心臓には良くありませんでしたね。
一度でも喰らうと、リスクが怖いので、期限ギリギリでの申告をなるべく避けるようになります。
今回の国税庁の対応文書には、
とありますが、電子申告前提で業務を行っている以上、急遽書面での提出という対応は困難を極めるでしょう。
(一個人が自身の申告を行うだけであれば、書面での対応も可能なのでしょうが)
何より青色申告特別控除はどうするの、と。
電子帳簿保存法対応については導入時期を遅らせるくらい浸透していないのが実情、ということは電子申告を行うことにより65万円の控除を受ける方が多いわけでして。
まさかこんなことのために特別控除額を55万円とした申告書を作成し直して、書面で提出……納税額が万単位で増えてしまう方が発生してしまいます。
とても書面提出を選択するわけにはいきませんね。
今回は期限延長申請の記載のみで対応できるという、なんとも有難い形に落ち着いていますが、それでも、
- 振替納税はどうなるの?
- 届出関係もOKなの?
と、気になることは出てきます。
これらを避けるためには、スケジュールの段階でギリギリになることを可能な限り避けるようにするしかありません。
ま、忘れた頃やここぞという時に限ってまた発生してくれるのですけどねー……。
まとめ
e-taxの不調と、過去にも同様のことがあったよなぁ、という記憶についてでした。
気を緩めた頃に発生することが多い(と感じている)ので、意識して期限直前での申告というものを避けるように行動してゆきます。
いや、最初に喰らって以降は勿論そうしていますよ?