確定申告電話相談センター業務に初挑戦②

先週参加した、確定申告電話相談センターでの業務について。

不安を抱えながらの当日です。

前回記事はこちら。

スポンサーリンク

個別ブースで従事、書籍資料も用意されていた

当日の会場での従事環境をイメージしきれなかったため、幾つもの所得税確定申告関連書籍をバッグに詰めて現地入りしました。

いざ本番となった際に、自分だけPCでのWeb検索以外に調べる手段無しでは困ると思いまして。

所得税確定申告の手引き

も持っていきました!(重い)

……のですが、会場内には必要書籍がしっかりと準備されており(上記の手引きも)、持参不要でした。

ただ、私個人は普段、上記手引きとは異なる書籍をメインで使用しており、そちらは現地にはありませんでしたので、自身の普段使い書籍がある場合にはしっかり持参した方が良いですね。

従事環境は個別ブースで、PC+電話+ヘッドセット、必要と考えられる資料一式がまとめられたファイルが用意されていました。

ブースの壁には、

  • 簡易版 電話操作方法一覧
  • 転送先番号一覧
  • 税務署での確定申告相談を行う際のLINE予約手順書

といった、出番が多そうな事項が掲示されており、ちょっとばかり安心。

従事開始時間より30分ほど早めに現地入りし、電話操作方法も教わり(ブース壁に貼ってあった電話操作方法一覧を読み上げるだけでした)、流されるままに開始時間となりました。

事前の全体ミーティングが終わると、業務開始です。

別のブースでは税理士のプライドが火花を散らしていた

この電話相談業務ですが、確定申告時期の従事という点からも、自分を含めた登録して日の浅い税理士の方々が主に参加しているのではなかろうか、と想像していました。

しかしながら、いざ現場を眺めてみると……あれ? と。

同年代の方がほとんどいらっしゃらない。

何名か女性税理士の方々が同年代、もしくは下かな、とは見受けられました。

それ以外の方々はどうみても、人生の諸先輩方にしか見えません。

同世代だと勤務税理士の方が多く、独立されている方が少ないのかな? とか。

諸先輩方の税務支援に対する意識の高さがここに現れているのかな? とかとか。

まぁ自分も含めて電話嫌いの方もいますよね、とか。

休憩時間に広い会場をうろうろと観察しながら、色々と考えてしまいました。

電話相談はひっきりなしです。

前回記事にて「待機して、オペレーターから転送されたものに対応する」と書きましたが、待機時間などというものはありません。

電話機の受付ボタンを押すと、即コールがあります。

ひたすらにこなせる方は熟練されているなぁ、と、他所から聞こえてくるやりとりを耳にしながら、私自身も1つ1つ対応を行いました。

ただし、初挑戦で到底熟練の域には到達していないため、1件対応するごとに、

  • 質問事項への対応事項を提出書類へ記載
  • 上記対応を念のためWeb,書籍を使い再確認
  • 未知の事項へ対応した場合には、自身の復習用に1文で内容をまとめておく

のサイクルを繰り返しました。

ぶっつけ本番での相談対応ですから、事前準備ができるものではありません。

何度もヒヤリとし、時には税務署職員の方とも相談し、相手をお待たせさせすぎないよう折り返し対応をしたり。

この繰り返しで1日に30〜40件程の相談に対応することとなりました。

自身がいたブースから少し離れたところでは、相談者と激論を交わす税理士の方も。

「私は税理士ですよ!」

「あなたが一方的に話をされても、それで良いですよとは言えませんよ!」

「××××××! □□□□□□!」

うーん、これが税理士としての責任感、使命というものか。

相談者もまさか税務署に電話して相談したはずが、こんな展開になるとは思いもしなかったでしょう。

この先輩税理士の方の戦い音声は、以降度々私の耳へと届くことに。

一体何人の相談者と激戦を繰り広げたのでしょうね……。

もっと行政感ありありな電話対応をしなければならないのかな、と当初考えていましたので、それでいいの!?という想定外がここにもありました、と付け加えておきます。

まとめ

確定申告電話相談センターでの業務について、従事当日を記載してみました。

税理士になることでしか経験できない業務でしたので、参加した価値はあったかなと感じています。

何よりあのペースでの相談対応は鍛えられました。

日々学びの連続です。


【振り返り】

録画していたMotoGP開幕戦カタールGPの一部(Moto2)を視聴。

小椋選手、Moto2の2年目は開幕戦から安定した走りでしたね。

最終周の最終コーナー、あれさえなければ表彰台といったところでしょうが、それは観ている側の言い分であって、ライダーからすると僅かな隙を攻めた結果なのでしょう。

今シーズンはぜひ小椋選手の勝利を目にしたいものです。

スポンサーリンク