税理士試験 本番当日にやっていた事、考えていた事
今日からいよいよ令和3年度の税理士試験が始まりますね!
昨年までは自分が受験生だったこともあり、この時期は頭の中が「試験、試験!」な状態でした。
ようやく受験生の立場から抜けたことで、試験のことに囚われない生活となると想像していましたが、今年は今年で、前職までの同僚の方々の試験が気になったり……。
税理士試験とは切っても切れない縁なのかもしれません。
そんな税理士試験の本番当日、受験生時代には、私はこんな事をしたり、考えたりしていました。
緊張をプラスに変える
長期に渡り税理士受験生であったことから、本番当日の状態を、
- 合格ラインで戦える
- 合格ラインのちょい下で、運も味方につけなければいけない
- 無理。記念受験。
と、様々な形で迎えたことがあります。
記念受験はもちろんのこと、運を必要とする年についても、過度の緊張というものはありませんでした。
「負けに不思議な負け無し」です。
勝ちを取りに行ける状態に持っていけなかった時点で、勝敗の鍵を自分以外の所に求めなければいけません。
自分の手が及ばない要素が含まれる分、そんな年は残念な事に、気持ちが軽くなってしまっていました。
一方で、合格ラインで戦う準備ができた年には、人並みに緊張を持って本番を迎えていました。
当初はこの緊張が本番でのよからぬミスを招くのではと不安でしたが、科目合格を重ねるごとに、その緊張を前向きに捉えることができるように。
「今回はしっかり緊張できている」 → 「勝ちを取りに行く戦いができる」
1年に1回しか与えられない本番の機会にピークを合わせることができた自分を認め、最後の1戦を戦うモードへのスイッチとなっていました。
緊張されている方、その緊張は勝負の土俵に乗ることができているからこそです。ぜひ味方につけましょう!
席に着いたらしばらく周りを眺める
試験会場で席に着いたあとは、しばらく周りを眺めていました。
- 自分をその会場に馴染ませる(場に呑まれない)
- 直前に「あれも不安、これも不安」という心理状態で本番を迎えないように、むしろ他の受験生が最後追い込んでいる姿を見て「落ち着いて普段の状態で本番を迎えるのもすべきことの1つ」と取り組む
- 他の受験生や空席を見て「戦う相手は全体の3割くらいかな?」と勝手に思い込む(真実は知りません。笑)
と、自分の状態を普段テストを解いている状態になるべく近づけることを意識していました。
普段テストを解く際に、直前まで追い込んだりはしなかったので、普段やらないことは本番でもやらないという考えからです。
その他、自分の席の前後左右の雰囲気をあらかじめ探ったりも。
妙にドカドカと電卓を叩く人、試験が始まってもいないのに机の上の配置が散らかっている人、前後の席幅が狭いにも関わらずやたらと伸びをしてくる人、などなど。
本番になって集中を途切らせる要素が無いか、本試験の時間についてイメージをしていました。
狭めの長机に2人掛けだったりした際に、平気でこちら側へ物を侵犯させてくる方もいますし、2時間ずっと机を恐ろしく揺らしながら解答する方もいますので。(全て実話です)
本番では何が起こるか分かりません。少しでも可能性を考慮しておきましょう。
試験終了後に「ありがとう」を伝えると決めておく
本試験の120分間で、心境はコロコロと変わります。
- お、今回はかなり解けそう! 合格行けるかも?
- え……ここ、他の人はできる箇所だよね、やば、分かんね。どうする、飛ばすか……?
- 大丈夫、割と解けてる。何とかなる、何とかなる。
こんな感じで、気持ちだけが合格ラインを何度も往復。(自分だけ?)
この心境の往復はスポーツなどと同じく試合での機微なので、素直に受け止める事にしていました。
ただし、どんな心境でも試合を戦い抜かなければなりません。
そのため、自分は試験終了後に家族へ「ありがとう」と伝えることを決めていました。
マイナスの心境に入った時、終わってから「ありがとう」を伝えるためにはここで立ち止まれない、と気持ちの切り替えスイッチの役割を果たしていましたね。
「試験終わったよ」ではなく、「ありがとう」です。
少しでも良い手応えの部分を作らなければ、「ありがとう」へ文脈が繋がりません。
「無事に戦い終えることができたよ、ありがとう。」となるよう、心境を都度修正していたということです。
まとめ
試験本番に自分がやっていた事、考えていた事について書いてみました。
本当は試験期間は短いに越したことは無いのですが、長く戦っていたものですから、その経験を少し棚卸ししてみました。
様々な環境の方がいらっしゃると思われますが、悔いの残らないよう戦い抜いてください!
【明日に向けて】
事業方針につき引き続き試行錯誤中。
雑にせず、丁寧に考えます。