税理士試験当日のイメージはできていますか? 勉強以外にも本番までにできることはある。

試験で使う机がコレ(ただし天板上のバー部分が全て穴)ということもありました。

いよいよ8月、税理士試験の本番まで2週間となりました。

1年前、蝉の鳴き声を聞きながら最後の追い込みをしていたことを懐かしく感じているこの頃です。

追い込んで蓄えた知識や暗記量をピークの状態にして本番を迎えることさえできれば、後は当日にどれだけその実力を発揮できるかが課題となります。

せっかく身につけた実力を可能な限り出し切るために、当日の過ごし方をイメージしておこうというお話です。

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資格学校の公開模試で雰囲気は掴める

TACや大原といった資格学校では、直前期に公開模擬試験が行われます。

自宅受験や資格学校校舎での受験のほか、本試験会場(になりそうな場所)での受験を選択することも可能です。

この公開模擬試験について、税理士試験本番を1度も経験したことがない方には資格学校受験(一層意欲があれば試験会場受験)をオススメします。

独特の雰囲気を感じ、その中で自分がどのように本番で振る舞うか、を多少イメージすることができるためです。

私自身、税理士試験挑戦の初年度は資格学校での模試受験を選択しました。

  • 普段は全く見たことがない、他の資格学校に通われている方が受験に来ていた
  • 明らかに本番を想定して動いている方がいた(机上の道具の配置、試験開始までの過ごし方など)

など、試験時の雰囲気が普段と異なり、これが税理士試験なのかという緊張を感じながら模試を受けることができました。

ただし、あくまで模試は模試。

本試験はもっと嫌な空気、環境の中で戦うことになります。

  • 猛暑の中、空調の効かない場所や、酷い場合には外で試験開始まで待たされた人々の何とも言えない熱気
  • この試験に人生を賭けてきている方々の「ここで決めるんだ」という張り詰めた空気
  • 試験会場の席について初めて分かる机や椅子のサイズ
  • 試験開始とともに響き渡る、ドカドカ叩きの電卓音(簿記論の場合は120分間ずっと続きます)

といったところまで、公開模試で全てカバーすることはなかなか難しいかもしれません。

試験当日の時間に対して主導権を握る準備をしておく

試験を迎えるまでに、既に確定していることがあります。

  • いつ(8月の何日の何時に)
  • どこで(どの試験会場で)
  • 何を(何の受験科目を)
  • どうする(合格ラインを超える点数を取る)

ですね。

試験当日こそ、時間に振り回されるのではなく、時間を自分の都合に当てはめてゆく。

そのための準備を今からでもしておきましょう。

当日何時に起きて、どのような手段で会場に向かうのか?

その当日のタイムスケジュールに体内時計を合わせておくことができます。

生活習慣を調整し、試験開始時に一番頭が働く状態に持ってゆきましょう。

何科目の受験で、当日の試験開始前にどのくらいの時間があり、その時間で何をするのか?

当日最後に回す理論、振り返る事項はある程度絞ることで、普段テストを受けるときに近い状態で本番を迎えることができるかもしれません。

当日にあれもこれもはできないです。残りの期間でそこまで考えてスケジュールを調整してゆきましょう。

過去に、本試験開始15分前に、廊下で資格学校の先生へTELしている方を見たことがありました。

自分がもしそのような精神状態で試験を受けていたとしたら、とても合格できるようには思えないです……。

まとめ

税理士試験本番をイメージして、今からでもできることを書いてみました。

本番で力を発揮するには、そのための準備も大切です。

今回が初の受験でないのであればなおさら、その経験を生かし、勉強以外のことでもできることはやっておきましょう。

それでもアクシデントが起こることはあるのですから。

初受験の簿記論でそろばんとドカドカ電卓に挟まれ集中が吹っ飛び、気づいたら時間だけが過ぎていたり。
試験前日の深夜に大きな余震で起こされてしまったり。
会場の席に着いたら、自分の机だけ天板に大きなケーブル用の穴が空いていたり。
本試験当日が日本で初めての東から西へ横断する台風と重なり、試験会場に向かう=迫ってくる台風に向かって行く形となったため、急きょ試験数時間前から会場入りすることになったり。

残り2週間、ここでしっかり調整して、本番を全力で迎えてくださいね!


【振り返り】

オリンピックの陸上長距離が熱いです!

女子1,500mの田中選手、5,000mの廣中選手、男子3,000m障害の三浦選手と、好記録好レースが続き興奮が収まらない1日でした。

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